概要と心積もり
The New Adventures of SH(@ThNeAdOfSH)は、1945年9月~1946年5月放送のラジオドラマシリーズ“The New Adventures of Sherlock Holmes”のエピソードを、放送当時の日時にお知らせするTwitter(X) botです。
2018年と1945年は日付・曜日の組み合わせが同じだということに気付いた勢いで作られました。
ひとまず1946年5月27日放送のエピソードを2019年5月27日に紹介するまでは稼働する予定です。
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その後:毎年9月~翌年5月まで週に1回 “The New Adventures of Sherlock Holmes”の存在を主張するbotになっています。
botとしての機能
2023年10月[1]※出遅れました。~2024年5月の間、以下の内容を呟きます。
- 日曜日20時30分(日本時間)に放送開始時間の、同21時に放送終了時間のお知らせ
- 日曜朝および放送開始時間の後に、今週のエピソードのタイトルを紹介
bot宛てのリプライに含まれた一部単語に反応して返信[2]とりあえず「歌」に反応してペトリワインのCMソングを返せます。[3]復活させたい気持ちはあるものの2023年現在未実装です。
設定時刻と実際の投稿時刻にはズレの生じる可能性があります。
エピソードタイトルと同時にラジオドラマ音声を紹介することも検討中ではありますが、ひとまずは文字のみの紹介を予定しています(番組音声自体はパブリック・ドメインであるという認識です)。
botをフォローいただいた場合、botからも自動でフォローバック(フォロー返し)を行っています。
不具合等がありましたら、botのアカウントにダイレクトメッセージでご連絡ください。
“The New Adventures of Sherlock Holmes”とは
同タイトルでキャストが代わっていったりもしますが、ここではBasil Rathbone & Nigel Bruceのコンビを主演に、Petri Wineの提供で製作されていたラジオドラマシリーズ、なかでも1945年9月〜1946年5月に放送されていたシーズンのことを指します。
脚本はDennis Green&Anthony Boucherによる共同執筆、音楽担当はDean Fosler、番組中でワトスンさん宅を訪ねるアナウンサー(司会者)はHarry Bartell。放送は月曜日の午後8時30分~9時に行われていました。
放送されたエピソードのうち幾つかは1993年にKen Greenwaldによりノベライズされていて、翻訳版である『シャーロック・ホームズの失われた事件簿』(翻訳:日暮雅通 出版:原書房)で読むことができます。同書に収録されている13本の短編のうち、11本が上記のシーズンに含まれるエピソードです。
鑑賞補助
以下、bot管理人が初めてラスボーン版ラジオを聴いたときに分かりにくかった部分などの説明です。どこかでどなたかの助けにでもなれば。
まず、番組の構成は概ね毎回同じで、以下のようになっています。
- オープニングアナウンスそしてペトリワインのCM
- ワトスン博士の自宅(隠居してカリフォルニア在住、1940年代においてもお元気な設定[4]ご長寿。)を司会者のハリー・バーテル氏が訪問
- ワトスン博士に迎え入れられ(そして若干の世間話を挟み)、「さてドクター・ワトスン、今晩のお話は?」
- 昔語りを始めるワトスン博士、語る声がフェードアウトして過去の時間軸へ
- しばらく冒険の話(ラジオドラマ形式)
- 物語は半ばの辺りで一度区切られ(音楽が挟まる)、司会者によるペトリワインのCM
- 「それで、ドクター・ワトスン、次にはどんなことが?」「続きはホームズと私が~~しているところから始まるんだがね……」
- 再び冒険の話、オチの部分まで(ラジオドラマ形式、音楽で締め)
- 会話は現在軸に戻ってきて、「ドクター、本当にすごいお話でしたね!」などの簡単な振り返り、そしてペトリワインの話へ
- 来週のエピソードの紹介[5]時折省かれることものあと、主演や脚本のクレジットなどを含んだエンディングアナウンス
こうした流れの他にも、音楽が挟まると場面が変わる、場面転換の仕方で日数の経過が表現されることもあるなど、一定のお約束があります。
また、主演二人の声を聞き分けられる方が楽なので、映画を未視聴という方は映画版ラスボーン/ラズボーンホームズを是非。以前Amazon.co.jpで販売されていた廉価版DVDは現在取り扱いがないようですが、Prime Videoでも「死の真珠」、「殺しのドレス」が視聴できます。
Youtubeで検索すると、ラジオ音声に画像を付けた動画も見付かると思います。自動生成ではありますが字幕を参考にしながら聴くことができるので[6]たまに出来ない動画もありますが……、そちらも便利です。
参考リンク
■『シャーロック・ホームズの失われた事件簿』 – Amazon.co.jp
- botで紹介するエピソードの内、下記11本を小説版で読むことができます(括弧内は放送日)。
- 時を超える殺人 The Out of Date Murder(9月17日)
- 二代目の好敵手 The Second Generation(12月17日)
- 鉄の箱事件 The Iron Box(12月31日)
- 最果ての地の殺人 Murder Beyond Mountains(1月14日)
- 悪魔の理髪師 The Demon Barber(1月28日)
- カンバーウェルの毒殺魔 The Camberwell Poisoners(2月18日)
- 消えた『ガゼルを連れた少女』 The Girl with the Gazelle(3月25日)
- エイプリルフールの冒険 April Fools’ Day Adventure(4月1日)
- 首のない修道士 The Headless Monk(4月15日)
- 恐怖の安楽椅子 The Uneasy Easy Chair(5月13日)
- フランシス・ベーコンの暗号 The Baconian Cipher(5月27日)
■The Generic Radio Workshop
- botで紹介予定のエピソードの中では、The Problem of Thor Bridge(10月1日)、Murder in the Casbah(12月3日)、A Scandal in Bohemia(12月10日)、The Night Before Christmas(12月24日)、The Case of the Iron Box(12月31日)の五つのスクリプトが閲覧できます。
■bot管理者の鑑賞用メモ
- 完全に自分用のメモですが、plotへのリンクをはじめとして何かの足しになれば。
【更新履歴】
2023年10月3日
2022年10月30日
(2021年と2020年にも更新したはずなのだが記録がない)
2019年9月9日
2018年9月19日