2019年10月16日は”Les Quatre de Baker Street”第8巻の発売日ですおめでとう! という話。
このブログでネタにしておきたいと思いつつできてないホームズ関連作品は幾つもあるんですが、その一つが”The Baker Street Four”というグラフィックノベルでして、そのオリジナル(仏語)版 が”Les Quatre de Baker Street”です。
どんな作品かは以下、書きかけの記事下書きから概要紹介を引いておきます。
“Baker Street Four”はJ.B. Djian&Olivier Legrand作、David Etien画のグラフィックノベル(漫画[1]日本で言えば漫画だけども英語でcomicとgraphic novelと言うと違いがあるようす……?)です。
主人公はベイカーストリート・イレギュラーズの少年たち3人、と仲間の猫1匹。ホームズさんやワトスンさん、ハドスン夫人、ワトスンさんの奥さんであるメアリさん、マイクロフトお兄ちゃんなども登場しますが、基本的には3人と1匹を中心とした物語です。
元々はフランスで“Les Quatre de Baker Street”というタイトルのバンド・デシネとして出版されて、2017年に英語化、英語版は全4巻[2] 英語版の1冊に仏語版2冊分が収録されている(英語版第1巻=仏語版第1巻+第2巻)。 が出版されています。
このシリーズ、わたしが出会ったのは2018年の秋だったんですが、その時点でオリジナルである仏語版は第7巻まで出版されていました。第1巻の発売が2009年、その後だいたい年に1冊のペースで出版されて第7巻の出たのが2016年9月、物語としても第7巻末で大団円という感じだったので、ここで彼らの物語は終わりなんだろうなと寂しく思いつつも納得していた……んですが。
2019年10月16日、第8巻が発売されるそうで。
最新刊、もちろんフランス語版なんですが、発売されるそうで!
Glenat “Les Quatre de Baker Street – Tome 8”
奇しくもこの春からフランス語の勉強を始めていた身としては、これはもう運命であろうと、食らい付いて行くしかないと腹を括っている次第です。
そんなこんなで気分を盛り上げるために、公式サイトに上がっているサンプル部分のフランス語を確認しながら本が届くのを待っていようかと。思います。
※完全に自分用です。
※挫折しないことを一番の目標に、話の流れが分かればいい、くらいの心構えでいます。
※公式掲載のあらすじの内容はこんな感じ。
1ページ目
O「緋色のサソリ?」
G「今朝のことだ、俺はライムハウス地区をぶらついてた……
それで気付いたらこれがポケットに入ってたんだ! 説明してもらおうか……」
O「私は何も知りません…… しかしあなたの不安は分かりますよ、我が同胞」
G「よく聞けよ、『我が同胞』とやら! 馬鹿にするんじゃねぇぞ! 俺はお前らの小細工全部知ってるんだってことを忘れるな!」
O「凄んだところで意味はありませんよ、ムッシュー・ガーニー…… あなたと私は、これまで共に上手く商売をやってきたではありませんか。
第三の陣営が、どうやら我々の良き協定を切り崩そうとしているようです。その件について、お茶でも飲みながら話すのはどうでしょう」
G「その忌々しいお行儀の良さ、東の国じゃ客に対してそうするのかもしれんがな……[3]※ニュアンスが拾えなかったのでもはや諦めて好きな日本語を当てている
俺が同じように振る舞って返すと思ってるなら、痛い目を見るだろうよ。
戦争がお望みだってんなら問題はねぇよ! 中国人をぶっ潰すのをウチの奴らも心待ちにしてんだ!
これ以上は言う必要もねぇだろ……『アンクル・ワン』さんよ!」
2ページ目
B「ホームズさん! 電報が届きました!」
H「あとにしてくれ、ビリー! 君の目に入ってないわけじゃないだろうが、私の意識は全てこの資料の復元に集中しているんだ……
ワトスン! 間の悪い郵便物を見てれくれないか、政府絡みの手紙でなければ僕の仕事を中断させないでくれ!」
W「ホームズ……」
H「何と書いてあった、ワトスン? どうせつまらないことだと思うがね![4]※ここ全く分からない!!(ので雰囲気で埋めています)」
W「差出人はパリのle directeur de la sûreté[5]国の安全を守るお仕事をしているところのお偉いさん……(警察とは違うのか同じなのかよく分かっていない)だ……
君の手助けを求めているそうだ、この手紙曰く、『劇的な事件』について!」
H「大通りの暗殺者の件だ! ああ、フランス人もやっと事を深刻に受け止める気になったんだな!」
W「大通りの暗殺者?」
H「おいおい、ワトスン! フランスの首都を恐怖に陥れている謎の殺人者を知らないとはい言わせないぜ。
詳しくは君の新聞の4面を開いてみるといい。
ビリー! ステッキと帽子を!
急いでディオゲネス・クラブに行って、マイクロフトと外交的な諸々を調整してくるよ…… ワトスン、荷物の方は頼むよ! 我々は明日発つ!」
W「明日? フランスにかい?」
H「ロンドンンはすっかり冴えなくなってしまった、モリアーティの遺産が潰えてからは!」
3ページ目
――”THE MERRY MINSTREL”亭にて
M.「これを見てくれ、君達にと思って倉庫から見付けて来たんだ!
まあ、新品というわけじゃないが……」
T「ワオ! ビリーの椅子になりそうだな、それ……」
C「ありがと、コルベットさん……金持ちの部屋みたいになってきたよ!
本当に良い人だね、この寝室をオレ達に貸してくれて、他にも色々……あなたが居なかったら、オレたちもっと苦労してたところだ」
M.「君達が居なければ、私は失っていたところだったんだ――可愛い娘も何もかも! コルベット家の人間[6]“un Corbett”、un+姓でどういう意味になるのかはちゃんと確認できていないです……。は決して恩義を忘れないんだ、それが何年前のことであっても同じさ。ここを我が家だと思ってくれ!」
――マフィアのアジト(多分)にて
モブ1「しかし、一体どういう意味なんだ? 紙きれだって? 戦争か何かの宣言の類なのか?」
モブ2「つまるところが、あのクソ中国人どもに分からせてやる時期だってことだろ! 波止場での命令を思い出すぜ…… そうじゃありませんか、ボス?」
G[7]1ページ目でアンクル・ワンと話しているガーニー氏「奴らはその命令をよく理解してるだろうぜ、包丁[8]包……丁……???(cleaver)。だからもし必要なら、順番に行くとしようじゃねェか……まずはじめに、その小細工がどっから来たかだ」
モブ2「だが俺の考えでは……」
?[9]ここからボスの発言なのかどうか「テメェは黙ってろ! ワンは全部よく知ってんだ、もし俺達にふざけたことをしようものなら、あいつが負けることになるってな……」
ボス「俺はあの中国人達をよく知ってる……奴らがお前を言いくるめようとしてるのか、本当のことを話しているのかも分かる。奴のことはよく観察した、奴もその紙を初めて見たって話だ」
モブ「でも奴でないとしたら……」
ボス「それなら別の中国人からだろうよ。『アンクル・ワン殿』がライムハウスで起こったことを何も知らないという奴の話がひっくりかえってから、[10]複数あるqueの意味が全く分からない……!
俺たちで訪ねて行けば、誰の差し金か炙り出せるだろう」
4ページ目
(以下続)
References
↑1 | 日本で言えば漫画だけども英語でcomicとgraphic novelと言うと違いがあるようす……? |
---|---|
↑2 | 英語版の1冊に仏語版2冊分が収録されている(英語版第1巻=仏語版第1巻+第2巻)。 |
↑3 | ※ニュアンスが拾えなかったのでもはや諦めて好きな日本語を当てている |
↑4 | ※ここ全く分からない!!(ので雰囲気で埋めています) |
↑5 | 国の安全を守るお仕事をしているところのお偉いさん……(警察とは違うのか同じなのかよく分かっていない) |
↑6 | “un Corbett”、un+姓でどういう意味になるのかはちゃんと確認できていないです……。 |
↑7 | 1ページ目でアンクル・ワンと話しているガーニー氏 |
↑8 | 包……丁……???(cleaver) |
↑9 | ここからボスの発言なのかどうか |
↑10 | 複数あるqueの意味が全く分からない……! |